よくいただくご質問
Q.金属の素材は何ですか。
A.真鍮(しんちゅう)という金属になります。真鍮は銅と亜鉛の合金です。
赤みのある斑点が出ることがあるのは、亜鉛が抜けて銅の色が出るためです。
古くから美術品、楽器、建具に利用されています。英語ではbrassと言います。
時の経過と共に、酸化・錆が発生しアンティークな風合いを醸し出す素材です。
Q.お手入れはどうすれば良いですか。黒くなりませんか。
A.シルバーや真鍮などの金属製のジュエリー作家を悩ます問題ですが、ワタクシのところでは、酸化や錆による変色を抑制するために、コーティングが施してございます。
ワタクシのところでのコーティングは以下の2種類です
それぞれ特徴、メリット、デメリットがございます。
(1)ウレタン樹脂吹付塗膜形成
従来よりワタクシの作品で採用している方式です。
完全に空気を遮断しておりますので、ほとんど変色がないのが最大のメリットです。
お手入れせず(磨かず)にそのままご利用いただいたくのに適しています。
一方で、経年でウレタン樹脂が少し黄変するのがデメリットですが、薄膜ですので真鍮の色と同化して気にならないと思います。
(2)防錆油浸しによる皮膜形成 (錆が防止できるコーティング)
2023年販売分にのみ、こちらの方式を採用している作品がございます。
お手入れとして磨きを楽しんでいただけるタイプです。
磨き方一つで、明るい色のピカピカにもアンティークもできるのが最大のメリットです。
市販のジュエリー金属磨き布をお使用いただけます。
防錆油浸しコーティング作品の例
1年放置後の色合い
↓金属磨き布で2〜3分揉みますと、以下のように白金に近い明るい色に戻ります。↓
ご購入の作品をお持ち込みくだされば、新品の金属磨き布をお渡しし、アドバイスをさせていただきます。(2024年岐阜クラフトフェア出店ブースにて。数に限りあり。)
また、ウレタン樹脂吹付のコーティングをご希望の方がいらっしゃいましたら、遠慮なくお申し付けください。喜んでお請けします。(返送経費のみで対応いたします。)
2024年販売分は全ての作品が、お手入れが不要なウレタン樹脂吹付コーティング仕様です。
Q.ペンダントトップは、チェーンや紐をつけてもらえますか。
A.クラフトイベント販売では、オプションで本革紐・チェーン、バッグチャーム用チェーンをご用意しており、お仕立てしてお渡しすることができます。(数に限り有ります。)
午前中は混雑しやすいため、お待たせすることがあります。ご容赦願います。
Q.どのように製作されるのですか。
A.大まかな工程は以下の通りです。
(1)下絵作画
(2)下絵を真鍮板に写し、銅版画技法(16世紀のヨーロッパで発明)に絵を彫り込む
(3)イトノコで板から切出し、ヤスリで研削、槌で叩き出し、カタチを創ります
(4)細部の絵柄の彫り込みや丸め
(5)バーナーで部品をロウ付け接合
(6)研磨
(7)コーティング
全工程にて個体差がおき、個々の作品の個性となります。
展示販売の際には、お好みの個体を選んでいただければ幸いです。
構想から最終工程まで、数ヶ月〜1年かけて製作した作品が皆様のもとへいきます。
Q.通信販売はしていますか。
A.大変申し訳ございません。私一人の手作業による製作のため、年間に制作できる数に限りがあります。年数回のクラフトイベントで手渡しのみでの販売とさせていただいております。メンテナンスのご依頼は常時賜っておりますのでご安心ください。
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よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。